また値上げの地震保険!マンション総合保険は値上げラッシュは必至か?
こんにちは。保険相談センター 編集部です。
ご存知の方もいらっしゃるかも知れませんが、昨日こんなニュースが流れていました。
「地震保険」保険料 再来年にも5%余り引き上げへ
そうです。また値上げです。
これは地震保険に限った話ではなく、2019年10月には火災保険の値上げも決定しており、ダブルパンチです。
今回は、地震保険料がどのくらい値上げになるのかを、確認して頂ければと思います。
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目次
地震保険料の改定は3段階という計画
地震保険料の改定は、元々3段階で値上げする計画となっています。
実は2017年1月、2019年1月にも地震保険料の改定が行われており、今回の改定発表は3段階目の最後の改定となります。
今回の改定がいつ行われるかは決まってはいませんが、以前の改定は2年おきに改定されていることを考えると、今回も2年後の2021年1月以降の契約に改定保険料が適用されると予想されます。
地震保険料の改定は地域によって値上げと値下げに分かれる
地震保険料は各都道府県ごとで保険料を決めています。
また、木造(地震保険上、ロ構造と呼ばれています)とコンクリート造や鉄骨(地震保険上、イ構造と呼ばれています)によって、保険料が異なり、在来工法の木造戸建住宅よりもコンクリート造のマンションの方が保険料は安くなります。
上図をご覧いただくと、かならずしも、値上げとなる訳ではく、値下げの地域もあります。
特に関東、四国で値上げが目立ち、最も値上げ率が高いのは福島県で14.7%です。
一方で、関西では値下げとなっており、最も値下げ率が高いのは、愛知、三重、和歌山の-18.1%です。
全国平均では、+5.1%の値上げとなり、この情報がニュースで報道されていました。
保険料の値上げは地震保険だけでなく、火災保険でも!
東京海上日動や損保ジャパン、三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保など大手損害保険4社は全国平均で6~7%の火災保険料の値上げを2019年10月に行うことを発表しています。
値上げの理由は昨今の自然災害とマンションの老朽化によるものが原因とされています。
自然災害についてもマンションの老朽化による漏水事故についても、ここ数年で、わかりやすく増加しています。
マンション総合保険では値上げラッシュ!
マンションでは漏水事故が非常に多いことから、建築年別料率という体系を取っています。
古いマンションほど、給排水管の老朽化が進行し、より漏水事故が発生しやすくなることから、保険料が高くなるという仕組みになっています。
築30年以上経過しているマンションなどでは、5年前に100万円で加入したマンション総合保険が、更新後は250万円になってしまったということもよく起こります。
2021年1月に予想される地震保険料の改定や2019年10月の火災保険料の改定は、マンション管理組合にとって、ダイレクトに影響を与える頭の痛い問題といえます。
マンション総合保険 値上げの具体的対策法
値上げを先延ばしにする
マンション総合保険に限った話ではありませんが、値上げに対する対策方法があります。
結論から言えば、延命治療でしかないのですが、保険料の値上げ前に今加入している保険契約を、一旦解約して、再度5年間の契約に入り直すという方法が可能です。
5年間は現在の保険料で加入することができるので、値上げを5年後まで据え置くことができます。
保険業界では、保険料の改定前に、駆け込みで保険に加入することは多く見られます。
保険自体を見直す
保険会社の選定を含め、補償内容そのものを見直すことで保険料を安くすることができます。
特に保険会社の選定は重要で、保険会社によっては、リスク実態を正しく判断して、割引を適用できる保険会社もあります。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
火災保険、地震保険は値上げが決定しています。
延命措置もありますが、複数の保険代理店から見積りをとり、より安く、より充実した保険選びをしていきましょう。